三宮の日本酒バル「イナズマ」。70種の日本酒とフランスビストロ料理

「イナズマ」外観

JR元町駅から徒歩3分、トアウエストに佇む「イナズマ」を紹介。落ち着いた空間のなか、日本酒とフランス料理が楽しめる同店は、2014年のオープン以来20代～30代を中心に賑わいます。

椅子には、くぼみを入れて長時間座っても疲れないような仕掛けがほどこされています

カウンターは10席用意

同店は、山口県の米農家であるオーナーが手掛けていて、手塩にかけた酒米を地元の蔵元とともに醸造した特製の日本酒をメインに提供。中に足を踏み入れると昔ながらの酒蔵にモダンなテイストが混在した空間が広がります。10席のカウンターもあるので、ひとりでしとやかに酔いたい人にもぴったりです。

冷蔵庫には、全国から厳選した季節の日本酒がずらり。同店ではグラス（100ml）で提供しているので、日本酒初心者や、約70種からあれこれ飲み比べてみたい人にもおすすめ。

店内奥には精米スペースがあり、オーナー自らが生産した「ヒノヒカリ」をオーダーごとに精米してから炊き上げてくれます。自分ためだけに仕上げてくれたツヤツヤの白ご飯は、「日本一のこだわりたまご」（220円）や「お漬物盛り合わせ」（650円）などにあわせて味わうと、いつも以上においしく感じられそうですね。ご飯の炊きあがりには40分ほど時間がかかります。

こちらは、はじめての利用におすすめの前菜盛りと、同店が米からデザインしたオリジナルの日本酒「土楽果（どらっか）」のセット。日本酒はワイングラスで提供されるので、香りとともに味わってくださいね。

肉・魚・野菜を意識した旬の素材を美しく盛り付け。プリプリのブリは醤油麹ドレッシングにあわせて旨みも増します。

ローストポーク

キャロットラペ

スモークしたポテトサラダ

そのほか、塩こうじでやわらかくジューシーに仕上げたローストポークや、柑橘系ビネガーを使ったエネルギッシュなキャロットラペ、お酒が進むように燻製したじゃがいのポテトサラダなどがラインアップ。

お通しのエクレア。5月はよもぎ味で登場

お通しには季節ごとに中身が変わるエクレアが登場！一般的な甘いものではなく、杯が進むように塩味をきかせて工夫しています。

同店のプライベートブランド「土楽果（どらっか）」は、自社農園で作った山田錦を使用。クセがなくてさらっと飲みやすく、旨みや甘みのバランスが抜群。日本酒初心者にも人気の一杯です。

イタリアン、フレンチ、スペインバルなど幅広い分野で活躍してきた料理人の伊藤さん。その経験をいかしながら日本酒に寄り添った、王道フランスビストロ料理を手掛けています。「お客さまのもとに前菜をお持ちすると、皆さんがぱっと笑顔になる姿を見てわたしも嬉しくなります」と語ってくれました。ひとり飲みも大歓迎！日本酒好きのスタッフと談義をするのもまた一興ですね。

“日本酒といえば辛口！”のイメージを同店では払拭してほしいと、分かりやすく違いをまとめたメニュー表にも注目を。日本酒選びもファッション選びの感覚で。自分にあったお気に入りのコーディネートを見つけてくださいね。