住吉「立呑み処 まる」実食レポ。数量限定の7種盛りは、なんと530円!?
最終更新日:2022/08/10
お店の情報
阪神・住吉駅から歩いてすぐ!SNSでも話題の立ち飲み屋。初来店でも居心地ばつぐん
阪神・住吉駅から徒歩30秒ほど、改札口を背に横断歩道を渡って高架下をまっすぐすすむと、見えてくるのが「立呑み処 まる」。“新鮮な魚が旨くて安い!”と、インスタグラム界隈でも大人気の立ち飲み屋に、ようやく訪れることができました。
ガラガラ扉を開くと笑顔の店主が迎えてくれました。訪れたのは、平日17時30分くらいでしたが常連さんのようなお客が男女ともにちらほら。アットホームすぎる環境ではないため、筆者のような新参者にもやさしい雰囲気です。全席立ち飲みスペースで、下には荷物入れがありますよ。ひとりでも店内のテレビを見ながら過ごすのもいいですね。
毎日変わる「本日のおすすめメニュー」などを見て注文するスタイル。はじめての来店なので「鯛肝」「平木貝(たいらぎがい)ヒモ酢みそ」など、珍しいワードに戸惑いを隠せません。しかしファーストオーダーは話題のアレでいきましょう!
ちょい飲みメニューの説明
あればラッキー!高コスパの数量限定「7(8)種盛り」。他では食べられないレアものも見逃すな
コスパ・クオリティ間違いなしの「7(8)種盛り」。通常は7種ですが、暑い中訪問してくれるお客さんへ感謝をこめて、本日は8種盛りで用意されていました。数量限定なので、間に合うかドキドキしましたが残り2品のところで滑り込み。日によっては、オープンからたった5分で完売することもあるそうです。常連さんはあえて頼まず譲ってくれるのだとか。
本日のラインアップは、タコ・サーモン・甘エビ・イワシ・ヒラメ・シマアジ・ケンイカ(耳)・アワビ。何気ない様子で高級食材までのっちゃっているではありませんか!530円というのが驚きです。
トロトロした舌ざわりの甘エビや、脂のり抜群のイワシにビールがごくごくと進みます。一皿それぞれに違うテイストで楽しめるのがいいですね。
「このなかでも特に珍しいのが“ケンイカの耳(ヒレ)”なんです。おそらくこのあたりで提供しているのはうちだけじゃないでしょうか」と店主の窪田さん。ここに務める前は、魚屋を営んでいたそうで、他の料理人が一般的に廃棄している部位を独自のルートで仕入れて、丁寧に下処理を行ったうえで提供。だからこそ、他では食べられない貴重な部位がお得に味わえるのですね。
珍しいもの繋がりで、いままで出合ったことがない「活鯛肝 かば焼き」とご対面。こちらも1匹に2つしかとれないレアものだそう。未知の食材を恐る恐る口へ運んでみると、ふっくらやわらかく食べやすい!臭みを感じさせないように甘辛く味付けられていて、これだけでもビールが1杯いけそうです。
店内ショーケースには、料理人の米(よね)さんが手掛けたおばんざいが並んでいます。ゆっくり料理に向き合いたい人は、同店の隣にある姉妹店「魚処 将丸(しょうまる)」でフルコースとして堪能するのもいいかも(※要予約)。
ちょい飲み情報
- 数量限定7(8)種盛り 530円
- 大羽イワシフライタルタル 380円
- 平木貝(たいらぎがい)ヒモ酢みそ 380円
可
可
2018年に先代オーナーから同店を引きついだ店主の窪田さんは、いまでも時間を見つけては居酒屋巡りをされているようです。お客さん目線に立って考案するメニューや親しみやすい接客が、何度も通いたくなるポイントなのかもしれません。「最近はSNSの影響で、わざわざ来てくれる女性や若い人たちも増えてうれしいです。こんなご時世にも関わらず、足を運んでくれる方には感謝しています」とコメント。常連さんにもなると、ぱぱっと飲んで食べて15分~20分くらいで退店される様子も見受けられました。三宮などの中心部では実現不可能な高コスパ&高クオリティな逸品に、わざわざ電車に乗って訪問する価値ありです!
ギャラリー
店舗情報
※本記事は 2022年08月10日 時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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