三宮の「バー シュ+クラ」実食レポ。隠れ家的日本酒バーで個性的なセンスが光る逸品を
最終更新日:2022/11/08
お店の情報
ほとんどがおひとりさまで来店。照明を落とした空間に落ち着く日本酒バー
阪急神戸三宮駅から徒歩4分、神戸サウナの南側の路地を散策していると、18時頃からオープンしている日本酒バーを発見!2階のお店でしたが、勇気を出して階段をあがります。
上へあがると女性店主・ナタリさんが笑顔で迎えてくれました。初対面なのに話しやすい雰囲気があり、一瞬で緊張がほぐれましたよ。2015年にオープンし、今年8年目を迎えられたそうです。
店内はカウンター10席のみのこぢんまりとした空間。照明は豆電球とキャンドルの灯りのみ。訪れる客のほとんどがおひとりさまだそうで、このアットホームな環境なゆえ、居合わせたお客同士が仲良くなったりすることも多いのだとか。
ちょい飲みメニューの説明
“ナタメシ”とも呼ばれる、店主・ナタリさんが手掛ける逸品は唯一無二のセンスがきらり
唎酒師(ききさけし)の資格を持つナタリさんが厳選した日本酒がそろいます。この日は月下美人の花酵母を使った限定生酒「来楽(らいらく ) 花乃蔵」(明石市)をいただきました。ワイングラスにそそがれた日本酒とキャンドルの輝きがロマンチック!フルーティで清涼感のある香りが広がり、飲みやすいテイストですが、シャープさやキレの良さはしっかりと感じられます。
同店には決まったメニューはありません。「1軒目なのでお腹が満たされる料理を作ってほしい!」「日本酒にあう軽めの一品が食べたい!」などリクエストを伝えると、できるかぎりで対応してくれます。
この日のお通しには、しっとりやわらかな「自家製鶏ハム」が登場。パクチーソースがたっぷりかかっていますが、独特な臭みを消した爽やかな風味で食べやすい。パクチーが苦手な人でも問題なく食べられるのだとか。
「淡路島たまねぎとわかめのナムル」は、たまねぎの甘みと酸味にくわえ、わさびのピリ辛さもまじわった大人の一品。水っぽくならないようにと、チアシードをこっそりしのばせるという一工夫も。
ナタリさんが“これは絶対食べてほしい!”と満を持しておすすめする「淡路島たまねぎのブリュレ」。熱々の状態で提供されて、表面のチーズがこんがり良い香り。スプーンを入れるとホクホクとしたタマネギがあらわれました。オリーブオイルのバターや、ハーブとチーズの特製エピースを隠し味に、素材の甘みが感じられる唯一無二の逸品です。
お会計はお通し(チャージ料金)300円もふくめた1,500円。ナタリさんとの会話も楽しくつい長居をしてしまいました。
ちょい飲み情報
- 自家製カレー
- 〆のラーメン
- その日の逸品
可
可
子どもの頃から、調味料を組み合わせて遊ぶことが好きだったと語る店主・ナタリさんの手掛ける料理は、個性的なおいしさで常連さんから“ナタメシ”なんて名づけられているようです。肉や魚料理などレパートリーは幅広く、訪れる日によっては、カレー屋さんが嫉妬するくらい大人気の「スパイスカレー」や「〆のラーメン」が食べられることもあるとか。チャージ料金は300円~1,000円発生するので、はじめての利用なら「合計2,000円くらいまでで~!」など伝えておくと安心かも。材料を持ち込んで調理してもらうこともOK!そんなわがままも通用する、まるでおうちのように自由な空間です。
店舗情報
※本記事は 2022年11月08日 時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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