6月15日オープン!三宮「ふじまる」実食レポ。奄美大島出身の店主が手掛ける郷土料理
最終更新日:2022/06/16
お店の情報
6月13日にオープン!奄美大島出身の新進気鋭な店主が三宮に新たな息吹をもたらします
2022年6月13日にオープンしたばかりの「ふじまる」に行ってきました。JR三宮駅から北へ徒歩3分、和モダンな外観に店名の頭文字「ふ」の文字がネオンに輝いています。その佇まいから“ちょっとお高めのお店なのかな?”という印象を感じましたが、近寄って店頭のメニューを見るとほとんどのドリンクが480円。お、予算内!今宵は新店舗でちょい飲み行ってみよう!
店内は、奥にカウンターが6席、手前にテーブルが12席ほど。木のぬくもりが感じられる落ち着く空間で、BGMには70年から80年代の昔懐かしいヒットソング流れています。今後テラス席も登場するかも?
入り口付近にはいろりもありました。近々魚の塩焼きなどをここで燻して、できたてをそのままお客のもとへと運ぶというスタイルで活用していくそうですよ。コース料理はこれからですが、飲み放題込みで4,000円から。土日は、14時からオープンしているので昼飲み利用もできます。
フレンドリーな店主は大阪・北新地の沖縄料理店で長年務めたのちに、ここ神戸・三宮という新天地で独立を決意。奄美大島(鹿児島県)出身の店主は「神戸は海も山もあり、自然にあふれているところが故郷と似ています。それゆえ人が集い活気に満ちていて、オープンするなら三宮で!とずっと決めていました」と語ってくれました。
ちょい飲みメニューの説明
ドリンクは焼酎ハイやセルフ日本酒、ナチュールワインがおすすめ。珍しい九州料理にあわせて
日本酒一合とワイン以外のドリンクはすべて480円。種類によっては値段以上なドリンクもあるそうですが「お店側の都合で価格が変動するのも申し訳ないので…」と店主の謙虚な姿勢から価格を一律に。おすすめの焼酎ハイは、黒糖・芋・麦・泡盛など約15種類。酸化防止剤の使用を抑えた頭が痛くなりにくいナチュールワイン(800円~)もそろいます。
6月17日頃から、日本酒はなんとセルフサービスで楽しめます。常時12~14種くらいをキッチン内のショーケースに用意しているので、そこから自分でグラスへと注ぎ、席に運びます。味の違いやテイストがわからないときは気軽にスタッフさんに尋ねてみてくださいね。
普段焼酎はあまり選ばない筆者ですが「飲みやすくて香りが良いものはありますか?」と相談にのってもらいながら「エモティ-EMOT-(アールグレイ茶葉仕込)」の焼酎ハイをオーダー。飲む前から、アールグレイの爽やかな香りに癒されます。まさに紅茶のような飲み心地でスッキリ!こんなにおいしいのに糖質・脂質はゼロ。今更ながら、焼酎にハマりそうです(笑)
フード1品目は、屋久島の郷土料理「燻鯖らっきょう」。細かく刻んだ甘らっきょうと、丁寧に骨抜きされたサバを、少量のマヨネーズで和えます。甘酢の旨みがつまったらっきょうは、シャキシャキとした食感がクセになり、現地に行かなくても島の味が食べられるのがいいですね。燻製したサバは香ばしくふっくらやわらか。
2品目は「ごまカンパチ 」。鹿児島や愛媛県産など日によってさまざまなカンパチにうえには、海のりやしそ、わさび、ねぎ、ごまだれなど薬味がたっぷり。この薬味だけでもお酒がごくごくと進んでしまいます。
あたたかみのある郷土料理が食べられるお店は少ないので、次は何人かで料理をシェアしながら楽しみたい。そしていつかは奄美大島にも遊びにいこう!
ちょい飲み情報
- 奄美の鶏飯 390円
- 博多明太子だし巻き 680円
- 甘いコーンの天ぷら 550円
可
可
「ふじまる」の由来は、店主の伊藤さんの「藤(ふじ)」と、縁をつなぐという意味での「まる」をかけあわせて名づけられました。さらに藤には“歓迎”“決して離れない”といった花言葉があり、訪れるお客様へ向けた感謝のメッセージも隠れています。お土産に「炭酸水などと割って自宅で飲んでくださいね」とレモンのリキュールをいただきました。やった~!オープン記念に作られたそうで、しばらくは訪れた方にお土産として配られているようですよ(なくなり次第終了)。はじめてのお店なのに、ひとりでも妙に落ち着く不思議な感覚。予約が取れないほど人気店になる前にぜひ訪れるべし!
ギャラリー
店舗情報
※本記事は 2022年06月16日 時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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