元町の「鹿鳴茶流 入舩」取材レポ。鹿肉の生ハムユッケが絶品
最終更新日:2022/11/08
お店の情報
“ニホンジカまるごと一頭有効活用”のパイオニア
JR「元町駅」東口から徒歩2分。モノトーンのシックな外観に黄色い看板がよく映える『鹿鳴茶流 入舩(ろくめいさりゅう いりふね)』に行ってきました。のれんに書かれた“ジビエ 鹿肉専門店”という文字に惹かれるが、“ジビエ料理ってひとりで入るの勇気がいるなあ”。そんな心配はご無用。外観のシックなイメージとは裏腹に、 肩肘張らず「鹿肉」を楽しむことができるお店です。
同店は鹿革を用いたバッグやシューズを展開するアパレルメーカー「メリケンヘッドクォーターズ」(神戸市中央区)が母体の飲食店。“ニホンジカまるごと一頭有効活用”すべく、鹿肉料理専門店までも手掛けます。
のれんをくぐるとオリエンタルな空間が広がります。2021年12月に外観やメニューをプチリニューアル。広々としたテーブル席とカウンター席を構え、おひとりさまでも席に余裕があるときは、好きなほうを選択することができます。カウンター席は、鹿肉を調理している様子を間近で伺うことができるのでおすすめです。椅子の隣に荷物入れがあるので、仕事終わりや買い物帰りにも寄りやすい!
おひとりさま限定の「鹿肉ステーキプラン」も用意。コース料理は、2人以上からの注文できるお店がほとんどですが、同店ではオペレーションの都合上、こちらのメニューは1人限定。前菜からはじまり、鹿肉ステーキや鹿スジ肉のシチュー、ミニ鹿ロースト丼、本日のアイスまで7品たっぷり。もちろん、お酒が飲めない人もオーダー可能です。
ちょい飲みメニューの説明
素材と塩分のバランスがちょうどいい鹿肉の生ハム
兵庫県全域で捕獲され、各地の認定された施設にて処理。安心安全な鹿肉のみを取り扱います。まずはじめに注文してほしいのがこちらの「生ハムユッケ」。鹿肉って生で食べられるの!?実はユッケではなく、鹿肉の生ハムなんです。野山を駆け回る鹿はとっても筋肉質。木の実などを主食とする草食動物のため、鹿肉は低脂肪かつヘルシーで女性にも人気だといいます。
卵黄を絡ませて食べると、なめらかな舌触りでクセがなく、ゴマ油の濃厚な香りとほどよい塩味が口のなかに広がります。この素材と塩分のバランスがちょうどいい!店長さん曰く、絶妙な塩加減を作り出すまで何度も試作を重ね、辛口の日本酒にもよく合う逸品に仕上げられたそうです。
日本酒は10種以上そろい、訪れるときどきでラインアップが変わるとか。料理が和洋中さまざまにそろうため「この料理におすすめの日本酒は?」と気軽にスタッフに尋ねてみるのもいいですね。
お店の人の紹介
鹿肉×日本酒「春鹿」が店長のおすすめ
同店の店長を務める塩谷さん。「鹿肉はどの食材にもよくあい、焼いたり煮込んだり様々な料理に使えるので、慣れると牛よりも扱いやすい」と語ってくれました。大の日本酒好きだという店長のおすすめの銘柄は「春鹿」(奈良県)。酸味が強くキリっとした辛口で、鹿すじ肉のシチューなど濃厚な料理に合うのだとか。
ちょい飲み情報
- 鹿ステーキ たたき風 880円
- 鹿肉のカツレツ 1.650円
- 鹿肉の直下炙り もも 1,078円
可
可
おひとりさま限定メニュー「鹿肉ステーキプラン」は、ひとりでも大満足なボリューム!個人的におすすめなおひとりさま専用のテーブル席で外を眺めながらゆったりとコース料理を楽しむのもいいですね。料理を完食した頃にはすっかり鹿肉のとりこになっているはず!“自宅でも食べられたらいいのにな~”なんて店長さんと話していると、同店から徒歩3分ほどの距離にある『ハイカラブルバード ジビエ精肉店』で100グラムから購入できるみたい!ジビエがこんなにも身近な存在だとはじめて知りました。
ギャラリー
店舗情報
※本記事は 2022年11月08日 時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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